どうせ食べるなら美味しい時期に食べたいと思いませんか?「カニ」
冬の味覚と知られているみんな大好きなカニ
あまり知られていませんが、カニは高タンパクで低脂肪、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らすなどの効果が期待できるタウリンや病気にかかりにくい体を作ったり、傷の治りをスムーズにしたりする効果が期待されているアルギニンを含む健康食材の1つです。
カニの種類は世界中で6000種類とも言われています。
日本で食べられているカニの種類は主に以下の4種類です。
①ズワイガニ
②タラバガニ
③毛ガニ
④花咲ガニ
カニは頻繁に食べるものじゃないし、どうせ食べるなら美味しい時期に食べたいと思いませんか?今回はカニそれぞれの旬と特徴を紹介します。
目次
ズワイガニの旬と特徴
ズワイガニはひとくくりにしていますが、実はオスとメスで旬の時期が少し異なります。
オスの旬:11月から翌年3月
メスの旬:11月から翌年1月
ズワイガニは基本的にどんな料理にも合いやすく、調理法も楽なカニです。
ズワイガニは魚介類を食べる肉食系としても有名なカニです。そのためか、味が濃厚なの点がズワイガニの特徴です。
ではオスとメスはどちらの方が美味しいのでしょうか
オスは一般的に、身がギッシリ詰まっています。方メスは栄養が卵にいくため身が細くなります。
そのため、カニの身を存分に楽しみたいのならば、オスがおすすめです。
価格はオスのほうが高くなりますが、タラバガニやズワイガニなどはずっしりと詰まった甘みのある身を堪能できます。
卵が好きな方は、メスの方が良いです。
タラバガニの旬と特徴
タラバガニは、英語名ではレッドキングクラブ(Red King Crab)と呼ばれていて、名前の通り”かにの王様”として君臨しています。
そんなタラバガニの旬は年に2回あります。
タラバガニの特徴としては、タラバガニは食用のカニの中でも大きい部類に入るもので、主に足の部分に身が詰まっており食べ応えのある食感が特徴です。
旬の時期別の特徴としては、4月〜6月は身の甘みが増します。一方脱皮を終えた11月〜翌年2月は身が引き締まります。
ぎっしりと身の詰まった太い脚が左右に3本ずつの計6本と、大きな爪が左右に1本ずつの計2本があり、がっしりとした大きな甲羅が特徴的です。
ただ、大きな甲羅の中には、カニ味噌はほとんど入っておらず、そのまま食べる場合はあまりおいしくないとされています。
やはり、タラバガニは脚に詰まった身を楽しむために、ボイルしたり、焼きガニにしたりするのが向いています。カニしゃぶやカニ刺しも、身の甘さを感じながら、口の中でとろけていく食感が楽しめるでしょう。
毛ガニの旬と特徴
一番高級なカニと聞いて「毛ガニ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
毛ガニの旬は真冬の12月~2月頃です。
それ以外の時期でも漁は行なわれていますので、味に違いはあるものの通年で楽しめます。
味の特徴としては、味が非常に濃厚であり、多くのカニ味噌が詰まっている点です。
毛ガニのおいしさを最大限に引き出す調理法は、最もシンプルなゆでガニです。
そこで注意しなければならないポイントは、水揚げされてからボイルされるまでの時間です。
毛ガニが水揚げされてから生の状態が継続すると泡を服出すことがあります。この時に毛ガニの貴重な身も泡と一緒に吹き出してしまう可能性があります。
こうなると旨味も格段に下がってしまうので注意が必要です。
花咲ガニの旬と特徴
花咲ガニの旬は夏の7月〜9月です。
花咲がには水産資源保護の対象品目に入っているため、自由に捕獲できないので希少価値が高いことで知られています。
生息域が狭いことと漁獲量が制限されていることから「幻のカニ」と呼ばれています。
花咲ガニの身は、油分が多く味が濃厚であり、独特の甘い香りがあります。甲羅に詰まったカニ味噌だけではなく、外子も味わうことが可能です。
焼きガニにしたり、ゆでガニにしたりするだけでなく、味噌汁にしてもおいしく食べることができます。
他のカニと違い夏が旬の花咲ガニは、夏にカニを食べたい時には旬で1番美味しく食べられるカニです。
まとめ
いかがだったでしょうか
カニを食べる際に、「今が旬なのか」だけでも知っておくと、食べる時期に合わせた美味しいカニを食べることができます。
冬は旬なカニが多い時期になります。
基本的に多くのカニが旬の時期を迎えていますが、それぞれのカニの味の特徴や美味しい調理方法を意識した上で今年の年末年始のカニを選んでみてはいかがでしょうか?