【除菌アイテムはどうやって選べばいい?】成分や濃度の選択基準を徹底解説!

あなたの除菌アイテムをどのように選択していますか?

 

★この記事は以下のような方に向けた記事となっています。

・除菌アイテムをなんとなく選んでいる方
・除菌アイテムの成分と効果について知りたい方
・除菌アイテムの選択基準を持ちたい方


この記事は以下の3つの情報を記載しています。

・コロナ禍で注目される除菌アイテムについて
・除菌アイテムを持つことの必要性
・除菌アイテムに使用される成分と効果

これからの時代に欠かせないアイテム。除菌スプレー

コロナ禍の影響もあり、これからの時代に欠かせないアイテムランキングは1位のマスクに次いで第2位が”除菌スプレー”、第3位が除菌シートと言う除菌関係のアイテムが上位を占める結果になりました。

 

あなたは携帯用の除菌アイテムを使用していますか?

 

今やスーパーなど施設の入り口には当たり前のようにアルコールスプレーが置かれるようになりました。

しかしそれはあくまで一時的なものです。

 

例えば

「職場で仕事をしている際に、パソコンのキーボードを除菌したことがありますか?」

「外に出ていないからという理由で1日手を洗わない日はありませんか?」

「スマートフォンの画面を定期的に除菌していますか?」

 

これらは全て「これならなんとなく除菌しなくてもいいかな」と思わせるタイミングでありながら実はウイルスを繁殖させ、感染するリスクを高めるものです。

中でもスマートフォンの画面は様々なところを触れた手で触ったり、皮脂や汗で細菌が繁殖しやすくなっていること、ほとんど洗うことがないことから「トイレの便座よりも汚い」と言われています。

 

昔に比べると、アルコールスプレーで除菌をする回数が増えたので、除菌できているような気になりがちですが、実は思わぬところで除菌できていない場所というのがあるということです。

 

除菌には人一倍気をつけており、外出も日用品の買い出し以外行っていなかった方でも新型コロナウイルスに感染してしまった方がいたというのはニュースで報じられていましたよね。

 

ちなみに厚生労働省が発表している新型コロナウイルスの除去方法としては以下のものがあります。

(厚生労働省HPより引用)

※下に記載してありますが次亜塩素水有効塩素濃度35ppm以上であれば ウイルスを99.99%沈滞することが確認されたと発表されました。(2020年6月)

 

新型コロナウイルスを機に様々な除菌アイテムが出回るようになりましたが、石鹸を除いて除菌アイテムも大きく分けると「除菌シート」「除菌スプレー」の2種類。

それぞれの使い分けは下の図をご覧ください。

 

除菌シートも使い勝手がいいですが、一番小さなウイルスや細菌まで除菌できるのは”除菌スプレー”ということになります。

 

除菌スプレーの種類

 

あなたが普段使用している除菌スプレーはどの成分が含まれているかご存知ですか?

 

一口に除菌スプレーと言ってもその成分は様々です。

専門家でもない限りよく分からくて当たり前だと思いますが、その成分こそが除菌スプレーの力そのものなので、よく検討して購入する必要があります。

 

除菌スプレーの種類

【エタノール】

消毒に用いるアルコールは、通常、70%のエタノールなどが使用されます。

メタノールは人体への毒性が高いものなので、手指の消毒には絶対に使用してはいけません。

参考記事
【コロナ禍必須アイテム!】水道水から作る除菌スプレーとは

 

【次亜塩素酸ナトリウム】

次亜塩素酸ナトリウムは家庭用の塩素系漂白剤の成分です。身近なものを消毒するためには、水で0.05%に薄めて拭いた後水拭きをしましょう。噴霧については、絶対に行わないでください。

 

【次亜塩素酸水】

次亜塩素酸水は、塩酸又は食塩水を電解することにより得られるもので、経済産業省が新型コロナウイルスへの有効性評価を検証したところ、有効塩素濃度35ppm以上であれば ウイルスを99.99%沈滞することが確認されたと発表されました。(2020年6月)

参考記事
【経済産業省公認濃度3倍!】新型コロナウイルスに有効なUroomとは

【塩化ベンザルコニウム・塩化ベンゼトニウム】

塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどの第4級アンモニウム塩は医薬品や医薬部外品の消毒剤の有効成分ですが、新型コロナウイルス対策として消毒に活用することについては、現時点では評価中です。

 

【二酸化塩素】

二酸化塩素は、新型コロナウイルス対策として消毒に活用することの有効性については、現時点では確認されておりません。

 

一般的に商業施設などの入り口に置かれているものはエタノールであることが多いと思いますし、一番身近なのでないでしょうか。

 

正直意識したことがない方も多いのではないでしょうか。

それぞれに特徴や使用上の注意があり、期待される効果も変わってくるものなので、購入する際は意識して使い分けしましょう。

最後に成分以外に除菌スプレーを選択基準を示すのであればそれは「粒子が細かく噴射されるもの」です。

粒子が大きいと対象物にかかる消毒液にムラが出たり、十分効果が発揮できなくなるからです。

 

まとめ

以上の通り、持ち運びができる除菌アイテムの中で最も効果が高いものは「除菌スプレー」であり、その成分によって新型コロナウイルスに効果があったり、なかったりします。

また効果があるものであったとしても濃度が足りていなければ効果がないので、その濃度まで気にして購入する必要があります。

その濃度や効果については以下の厚生労働省のサイトに詳細が書いてありますのでそちらを参考にしてみてください。

新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)

 

でも新型コロナウイルスを確実に除去する方法は石鹸を利用したしっかりとした手洗い。

除菌アイテムはあくまでサポート役です。

家に帰ったらアルコール消毒をして満足せず、しっかりと石鹸で手を洗う。

これがあっての携帯用除菌アイテムと認識しましょう。